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Z世代女子を対象にした「旅マエ」に利用するメディア調査
- 調査・データ分析
- 若年層
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本調査は、Z世代女子を対象に、旅行実態や「旅マエ」の認知興味~比較検討にフォーカスして
活用メディアや調べ方などを把握することを目指し、
じゃらんリサーチセンター(JRC)と駒沢女子大学との産学連携で調査実施しました。
詳細は下記レポートを確認ください。
https://jrc.jalan.net/wp-content/uploads/2023/09/GenerationZ-degitalmedia.pdf
【調査概要】
調査時期:2022年12月21日(水)~2023年1月25日(水)
調査対象:駒沢女子大学 人間総合学群 1~4年生(当時)
調査n数:63
調査対象年齢:18歳~22歳(当時)
※Z世代とは、明確な年齢の定義はないが、1990年代後半〜2012年頃に生まれた世代といわれ、
生年が10年以上と幅のある世代である。当調査ではZ世代の中では比較的若年層にあたる、
2000年以降に生まれた学生を調査対象とした。
※質問項目のメディア名称「X」については、調査当時の名称「Twitter」として記載した。
【調査項目】
【1】直近1年間旅行に参加した回数(※日帰り含まない)
【2】直近1年間旅行を自分で予約した回数(※日帰り含まない)
【3】何気ない情報に触れるのは、どのようなメディアが多いですか?
【4】旅行関連の情報を目にするのは、どのメディアが多いですか?
【5】友人と旅行先を検討する場合、何を重視して決めますか?
【6】どのような手法で旅行先を調べますか?
【7】【6】で選択した手法に対して、具体的な調べ方を教えてください
【8】旅行検討時、Instagramでハッシュタグ検索する場合は、どのようなワードの組み合わせで検索しますか?
【調査結果サマリ】
●旅行実態
<直近1年間の旅行回数>
「旅行していない」が30.2%と最も高く、次いで「1回」「2回」がそれぞれ19.0%となる。
<直近1年間旅行を自分で予約した回数>
「1回」「旅行していない」がそれぞれ36.5%と高い。
※コロナの影響で旅行実施率が低かった可能性あり。
●認知興味
<接触メディア>
「Instagram」が81.0%と最も高く、次いで「Twitter」「YouTube」がそれぞれ69.8%と高い。
<接触メディア(旅行関連)>
「Instagram」が73.0%と最も高く、次いで「TikTok」が39.7%と高い。
●比較検討
<旅行検討時の重視点>
「予算」が81.0%と最も高く、次いで「アクセスの良さ」「宿泊施設の良さ」がそれぞれ50.8%と高い。
<旅行先を調べる手法>
「Googleから検索する」が79.4%と最も高く、次いで「Instagramから検索する」が66.7%と高い。
【調査レポート】
https://jrc.jalan.net/wp-content/uploads/2023/09/GenerationZ-degitalmedia.pdf
駒沢女子大学 専任講師 本間 准
本調査では「東京の女子大生」に、調査対象を限定した点に価値があると考えています。
対象を「Z世代」からさらに絞り込み、いわゆる「旅マエ」の行動に接近しました。
調査では学生がInstagramを、情報検索にも活用している点が確認できました。
またコロナ渦中の調査であったため、直近1年間に「旅行していない」との回答が30.2%と
最多であった点も注目に値します。
今年度も継続して調査することで、研究を深化させる計画です。
じゃらんリサーチセンター 研究員 松本 百加里
本調査対象の「Z世代」が旅行に関して接触するメディアでは、Instagramが特に影響が高く、
TikTokも高いことがわかりました。
よく見ているコンテンツは、Vlogの頻出も高く、ユーザー視点でリアルな情報を求めているようです。
旅行本格再開期に突入して、これからどのような変化があるかも継続的に調査していければと思います。