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【リリース】訪日客のゴールデンルート、市場別に複数存在 地方誘客には市場ごとの主要ルートとの距離感がカギ

市場別の主要周遊ルートの可視化と
課題の診断チャート・課題解決の検討ステップを作成

『じゃらんリサーチセンター』は、ブログウォッチャー社と共同で
インバウンド地方分散に関する研究についてリリースしました。

▼4月9日プレスリリースの詳細はこちら
https://jrc.jalan.net/wp-content/uploads/2024/04/Inobound-Research_JRC-.Blogwatcher_Release.pdf

インバウンド客の周遊ルートにおいて、東京、箱根、富士山、名古屋、京都、大阪などの
有名観光地を巡るゴールデンルートは、インバウンド客の国籍(以下 市場)によって
異なるルートが存在することが分かりました。
各地域は、市場ごとの主要周遊ルートの把握と自地域のルート課題の把握が重要となるため、
これらを把握するために市場別の主要周遊ルートの概要MAP、課題の診断チャート、
新たな周遊ルート検討に向けたステップを作成しています。

※本研究の詳細は、報告書をご参照ください。
https://jrc.jalan.net/wp-content/uploads/2024/04/Inbound-Research_Report.pdf

研究結果の概要
訪日客が訪れる都道府県は限定的だが、市場によってルートが異なる

↑市場別の全国主要周遊ルートに入る都道府県を示したMAP

▶ 欧米豪は東京~大阪ルートに集中
▶  台湾、韓国、タイといったアジア諸国は欧米豪に比べて地方に分散する傾向が強い

国ごとの主要周遊ルートとの距離感が地域の戦略立案のカギ

▶市場別の主要周遊ルートと地域との距離感によってさまざまなアクションを取ることが可能


訪日客の周遊を分散させ、
自地域に誘致する新たな周遊モデルルートの検討ステップ



※診断チャートを活用し、新たな周遊モデルルートを検討した福岡県の事例はこちらに掲載しています。
https://jrc.jalan.net/wp-content/uploads/2024/04/Inbound-Research_FUKUOKAcase.pdf

研究担当者によるコメント

株式会社リクルート じゃらんリサーチセンター 研究員
松本 百加里(まつもと ゆかり)
インバウンド旅行者は、複数の都道府県をまたいで広域周遊します。
そのため、単体の地域だけで旅行者の動態分析をしても傾向が捉えきれない場合があります。
そこで、本研究では日本全体を俯瞰して周遊ルートの傾向が把握できるように、
市場別に地図にビジュアライズして、それぞれのゴールデンルートを可視化しました。
この主要周遊ルートを把握した上で、自分の地域がこのルートに入っているのか、
入っていない場合は日帰り圏内か、かなり離れているのかなど距離感をみながら、
地域のエリア特性に合わせたルート戦略を考えるヒントにしていただけると幸いです。


▼4月9日プレスリリースの詳細はこちら
https://jrc.jalan.net/wp-content/uploads/2024/04/Inobound-Research_JRC-.Blogwatcher_Release.pdf

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