131
兵庫県南あわじ市、徳島県鳴門市
約5万6000食の販売を達成したグルメ開発に加え、
今後も継続的に地域が自走できる体制づくりを支援
グルメ開発や情報発信などの経験を通じて
自走化に向けた地域人材の育成にも寄与
兵庫県南あわじ市と徳島県鳴門市は、両市の間にある鳴門海峡の渦潮を中心とした
観光エリアの魅力を発信するべく、県をまたいだ2市連携の地域ブランディング事業を始動した。
両市は京阪神からのアクセスがよいため日帰り客が多いという共通の課題があり、
観光消費額と滞在時間の増大に向けた3カ年計画を策定。
具体的施策の中心を成すのは「うずの幸グルメ」の開発だ。
これは地域自慢の海の幸3種類以上を使用するなどの統一コンセプトの下、飲食店や宿が
グルメ商品を考案して年間を通じた誘客を目指すもの。
グルメ開発に関連して、宿泊プラン造成や各種プロモーションも実施した。
グルメ開発は1年目、2年目と回を重ねるごとに参画事業者が増え、
ワークショップなどで前回の振り返りを行うことで地域事業者のスキルが向上。
あわせてSNS活用法のセミナーなど、地域事業者のスキルアップを行って情報発信力の強化に努めた。
本事業ではグルメ開発にとどまらず、地域の食材の魅力を伝えるマイスター制度を立ち上げた点も特徴。
これによりホスピタリティの向上、自地域への深い理解と誇りの醸成を狙っている。
加えて地域事業者等が主体となりマイスター制度の運用やグルメ開発、
情報発信を実施するための企画部会も発足し、
4年目以降も継続して地域が自走していける体制を整備している。
前のぺージへ
じゃらんを活用したふるさと納税プロモーション企画