弱みを逆手に取ったブランディングで古湯温泉を新たなイメージでPR
同じ佐賀県内にある嬉野温泉や武雄温泉ほどは認知されていない古湯・熊の川温泉を、「お忍び温泉地」としてイメージ転換を図る試み。その第一歩として、女性視点による観光周遊ルート設計と、モニターツアーを実施した。
1泊2日の行程で観光スポットを訪問。実際に訪れてみたモニターの意見は、今後のツアー造成や施設改善に活かすことができる
- 課題:立地と泉質に恵まれながら、認知度が上がらない
- 古湯温泉自体の泉質はよく、福岡市内から車で約50分と立地もよい。周辺には観光施設もあるが、うまく集客に結びついていない。
- 目的:「大人の隠れ家・お忍び旅」として地域ブランディング
- 知名度の低さを「隠れ家・お忍び旅」という強みに転換。消費力の高い30~40歳代にアプローチして、新たな来訪者層を開拓する。
- 打ち手:30~40歳代の女性の意見を基にしたモニターツアー
- 女性12名を集めたワークショップで古湯温泉近郊の観光スポットを評価し、周遊ルートを設計。実際にモニターツアーを行った。
- 成果:ツアーの様子は地元誌に掲載、意見交換会は今後の指標に
- モニターツアーが記事掲載され、古湯温泉のPRに。ツアー後の参加者意見交換会で観光スポットの満足度・改善点も明らかになった。
福岡のフリーペーパー「アヴァンティ」協力のもと、福岡在住女性がワークショップで考えたコースを実際に周遊。その検証結果は誌面でも掲載