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箱根DMO(一般財団法人 箱根町観光協会)
快適な旅をサポートする「箱根観光デジタルマップ」に
待ち組数などの飲食店混雑状況がわかる機能を装着
スマホのマップで混雑状況を見て飲食店選び。
待たずに済んだ時間は買い物や観光に有効活用
年間約2000万人もの来訪がある一大観光地・箱根にとって、交通渋滞や飲食店の混雑が悩みの種。
人手不足を背景に、多数の観光客に対応する地域事業者の負担増大も課題である。
箱根DMOではこうした問題の対策として、観光DXを進めている。
キャッシュレス化推進に向けた『Air ペイ』導入促進、
じゃらんnetのデータを活用した需要予測のデータ化に続き、
2023年度は観光庁のDXモデル実証事業に選ばれた、デジタル技術により混雑状況を可視化する
「箱根観光デジタルマップ」を公開。
本事業では同マップに搭載した、飲食店混雑状況の可視化に取り組んだ。
飲食店で入店待ちが発生すると、受付対応や行列整理が店舗の負担となるうえ、
行列に並んで時間をロスする観光客や、店頭が行列客でふさがれる隣接店舗にもマイナスだ。
この行列という負の時間を解消する一手として、受付・順番待ち管理システム『Air ウェイト』を飲食店に導入。
店舗で受付・発券すると自分の案内順位や待ち時間をスマホから確認できるため、
順番が来るまで近隣で買い物をすることも可能に。
そして、待ち組数など店舗の混雑状況はマップに反映して可視化。
観光客はマップから状況を確認し、訪れる店舗や時間帯を検討できる仕組みだ。
混雑状況を可視化する飲食店は人気店を抽出・交渉し、2カ月間で15店舗の情報公開が実現した。
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