地域の魅力を伝える体験商品で市内全域に誘客拡大を。
たゆまぬ取り組みが実り、体験者数・売上が大躍進

商品造成や協働体制、プロモーションなど周遊促進策を着実に積み重ねて6年目に

日本三名泉の一つ、下呂温泉を目指し、多くの観光客が訪れる岐阜県下呂市。
市内には他にも魅力的なエリアがあるため、温泉街から他エリアへの周遊・滞在を促してこそ
市の観光消費額アップに結びつく。
そこで（一社）下呂温泉観光協会では観光振興の一連の取り組みの一つとして、
2017年度より体験商品をフックにした周遊促進策に注力。
以降5年間で、体験商品の造成や地域事業者の協働意識醸成、プロモーションなど様々な施策を行ってきた。
体験施設と販売プランが充実してきた2021年度には、市内の体験商品を集約したポータルサイトを開設。
同サイトはじゃらん「遊び・体験予約」とのAPI連携を実装し、オンライン予約環境も一元化するに至った。

6年目の2022年度は、体験商品の販売を加速させるためにクーポン事業に着手した。
じゃらん「遊び・体験予約」のクーポンに加え、事業者への直接予約に使えるクーポンも配布。
また、市内体験施設を紹介するパンフレットを制作し、予約促進を図った。
結果、体験商品の売上は目覚ましい率に。これは5年間かけて諦めることなく
受け入れ環境の整備と商品の磨き上げを進めてきた成果だろう。
（一社）下呂温泉観光協会は引き続き、多角的な視点から観光振興策を打ち出し
「観光による地域住民の生活の質の向上」の実現へと前進していく考えだ。