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一般社団法人 せとうち観光推進機構
瀬戸内7県の魅力を盛り込み、今の空気感にマッチした体験型観光コンテンツを造成、OTAで販売スタート
体験プログラムの販路拡大策として宿泊とセットのプランも並行販売
(一社)せとうち観光推進機構では、コロナ禍後を見据えた欧米豪誘客と
コロナ禍に対応する国内誘客を2021~2023年度の基本戦略としている。
国内においては「密回避」「少人数」などのコロナ禍を反映したニーズが高まっており、
本事業ではこの「新たな旅のスタイル」に対応しうる体験型観光コンテンツの整備に注力した。
瀬戸内7県には魅力ある自然や文化を活かした体験プログラムがすでに存在しているが、
それらが新たなニーズに合致しているかという視点から検証・磨き上げを実施。
加えて瀬戸内らしい地域資源を活かした新たな商品造成も行った。
こうして当初の目標数21件を上回る30件の体験プログラムが完成。
じゃらんnetのレジャー・アクティビティ予約サイト「遊び・体験予約」をはじめ、
OTAのウェブサイトにて販売を開始している。
体験単体だけでなく、事業者間の調整をして宿泊と体験をセットにした
宿泊プランを造成した点も特徴だ。
瀬戸内に限らず体験・アクティビティを旅の目的にする層は少なく、
一方で目的にしていなかった各種体験に実際は参加した人も存在する。
これは体験プログラムに伸びしろがあると示しているだろう。
そして旅行者と地域をつなぐ接点となる宿を入口にした販売方法は、
体験プログラムの認知・販路の拡大策として可能性がありそうだ。
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