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神奈川県 国際文化観光局 観光部 国際観光課
この先の時代を見据えたリゾート地での新たな過ごし方、
ワーケーションを提案する実証実験を実施
人気温泉地・箱根を舞台にした
リゾートワーク応援プランを販売
近年、世界中で広まりをみせる「ワーケーション」とはリゾート地などで休暇を兼ねテレワークを行う働き方。
折しもコロナ禍により新しい生活様式に対応した働き方が求められたことで注目度は上昇中だ。
そうしたなか、神奈川県ではワーケーション推進の実証実験事業に着手。
その舞台は日本屈指の温泉地・箱根だ。良質な温泉と自然環境を有し、
かつ首都圏からアクセスしやすい箱根は、ワーケーションとの親和性が高いと考えられる。
短期的効果を狙うのではなく、この先の時代を見据えたリゾート地での新たな過ごし方として
ワーケーションを推進する方法を検証するには、箱根は格好の地だろう。
本事業では箱根でのワーケーションを提案する「じゃらんnet」特設サイトを制作。
特設サイトには「じゃらんnet」参画宿の協力を得て造成した
「リゾートワーク応援プラン」にリンクするバナーも設置した。
同宿泊プランはテレワーク環境の整備などを参画条件とし、
その他に各宿がそれぞれに工夫した宿泊特典を用意した。
9月1日より販売を開始した結果、2021年2月3日時点で計2136人泊を創出。
一般的な観光旅行での利用も予想されたが、平日宿泊者が休前日・休日利用者を上回り、
ワーケーションに役立ててもらえている様子。
平日宿泊の創出により、旅の分散化にも寄与したと言えよう。