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奈良県南部振興課 吉野・天川・十津川連携観光協議会
未開拓の関東をターゲットに3町村連携、「食×観光」PR
奈良県南部の3町村が連携、「食×観光」の地産地消&地産都消プロモーションを展開
台風後、風評被害影響のあった奈良県南部の3町村、吉野町・天川村・十津川村が広域連携。ターゲットをあえて遠方の首都圏に置き、地産地消、地産都消の両方を実現する「食×観光」のプロモーションの新フレームにチャレンジした。
着地型パンフレット「奈良・奥大和じゃらん」を制作。現地の観光拠点や宿泊施設で4万3000部配布。「やっちゃばマルシェ うまい本」への挟み込みも実施
- 課題:平成23年台風12号の風評被害から集客が落ちた3町村の新たな観光振興が必要
- 県南部の旅館集積地である吉野町・天川村・十津川村は、道路も回復し、被害は一部しか残っていないが、観光客数の回復が遅れている。特にエリア知識のある近畿圏に大きな風評被害影響が見られていた。
- 目的:未開拓の関東をターゲットに「食×観光」のPRで3町村の認知・関心度アップ
- 吉野・天川・十津川連携観光協議会が発足した経緯もあり、3町村連携で、風評被害影響の低い首都圏を狙い、彼らにとって秘境・未踏の地であるこの地域の食文化や食材をテーマに魅力発信し、地域へ経済効果を出すことに決定。
- 打ち手:旅行情報誌×富裕層のお取り寄せ会員誌×着地型パンフレットで「食×観光」のPRを実現
- 首都圏で旅行意欲の高いユーザーを有す「関東・東北じゃらん1月号」にて食×観光の情報の提供、食にこだわりの強い富裕層のお取り寄せ会員誌「やっちゃばマルシェ うまい本」にて産地紹介と産品通販、着地型パンフレットで現地での消費を促し、3町村連携プロモーションを行った。
- 成果:今まで別々にPRしていた隣接町村が効果的なエリアPR手法を見直すきっかけに
- 小さな町村が広域連携することで、コンテンツや魅力が倍増し、カスタマーの関心獲得に繋がることを実感。関東からの集客も狙える施策を考えるきっかけとなった。
「やっちゃばマルシェ」にて「奈良の旨いもん」特集を展開。同社の代表で食の目利きである西尾氏が産地を取材。平均購入額1万4000円という富裕層会員に対して、3町村の産地と産品をPRした