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兵庫県 香美町

観光セミナーおよび観光商品づくりワークショップ事業

宿泊施設を巻き込んでマンネリ打破を。
目指すは「もっと儲かる」エリア!

誕生した商品の魅力がメディアを通じてより広まるよう、
デザインやネーミング、撮影までサポート

 松葉ガニとスキー場を主要な観光資源とする香美町では、町発信のプレスリリースを積極的に行っている。だが発信する内容自体に目を引く特長がなければ、マスコミには取り上げられない。現状はというと、宿泊プランはカニを目玉にしたものが中心であまり変化がない。なぜならこの方法で集客に成功してきたため、新プラン造成の必要性を感じていなかったから。しかし旅行離れが叫ばれる昨今、無策では現状維持も困難。そこで香美町では地域の宿を巻き込んだ新プラン造成に取り組んだ。
まず行ったのは、宿泊プランに特化した「GAP調査」。カスタマーの意識調査から、本当に価値のある地域の観光資源を探るためだ。調査の結果、カスタマーが宿選びで重視するのは温泉や周辺観光であり、地域自慢のカニの知名度が想定ほど高くないことが判明。この予想外の結果が宿の人々の心に火を着け、その後のプラン造成ワークショップ「旅づくり塾」では様々な案が生まれた。
本事業では、新プランの名称やキャッチコピーの考案、商品撮影といった細かい点までサポート。せっかく誕生した新商品を埋もれさせないため、「魅力的に伝えて、売る=儲かる」ためのナビゲーションを実施している。春以降へ向けた新プランの準備も進んでおり、プレスリリースにより早くも各種メディアから注目を集めている。

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