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石見観光振興協議会

地域を愛する人を巻き込みながら伝統芸能を活用した誘客戦略

地域を愛する人を巻き込みながら伝統芸能を斬新な企画で活用した誘客戦略

一朝一夕には挽回が難しい集客課題に対し、島根県西部に位置する石見エリアが今回採用した方策は、地域を愛する人を巻き込んだプロモーション。効果的な情報発信の土台を形成し、今後も地域が自走できる状態を目指した。

SNS活用法をレクチャーした地域レポーターは現在もページ管理を行い、「いいね!」は1900を超えた。地域の情報発信ページに成長

課題:過疎化が進み、宿泊者数もここ10年間で10万人超減少
 世界遺産・石見銀山遺跡をはじめ観光資源は有するものの集客がふるわない。現状を打破するには、これまでと違う手を打つべきか?
目的:石見神楽を中心にしたプロモーションで誘客促進を
 当地固有の魅力である石見神楽を従来と異なる手法でPRし、新規客層の獲得を目指す。関東圏からの集客で萩・石見空港の活性化も狙う。
打ち手:動画配信やSNSを活用し、広範囲に向けて情報発信
 石見神楽の魅力を伝える短編作品や定期公演の動画をネット上で配信。また、地域リポーターを育成してSNSで情報発信を行う。
成果:宿泊者は昨年対比プラス。地域に残る成果物も完成
 夏季の豪雨被害にもかかわらず5月〜10月のじゃらんnet宿泊者は昨年対比110.1%。動画、パンフレットなど今後活用できるPR物も完成。

石見神楽の動画は現在も公式観光サイトで公開している。定期公演の様子はUstreamで配信後、YouTubeにて公開中

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