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宮城県 仙台市 文化観光局 東北連携推進室
仙台起点のドライブルート作成とレンタカープランを
掛け合わせ、実効性の高い東北の周遊促進策を立案
ドライブルート作成には観光データを活用。
勘に頼らず、市場ニーズに対応した内容に
東北のゲートウェイ・仙台市では、東北の広域観光に向けた取り組みを進めている。
同市の調査では東北旅行者の約半数は車移動と判明。
東北には多様な観光スポットが広範囲に点在することからも、
観光の効果が広く地域に行きわたるようドライブ観光による東北周遊を推進している。
具体的施策としては、東北ドライブルートの作成を採用。
主要ターゲットは将来的なリピーター獲得に向け関東圏の20~30代に設定し、
旅程に組み込みやすいよう旅の起点は仙台市に、ルートは日帰りでめぐれる範囲とした。
立ち寄りスポットの選定では、同市が保有するマーケティングデータにてエリアを設定し、
動態データから人気スポットを抽出した他、じゃらんnet内コンテンツ
「じゃらん観光ガイド」のクチコミ情報を活用。
勘や経験ではなく市場ニーズを反映したデータに基づいて作成する手法をとり、
周遊してもらいやすく訪問満足度が高いルートの完成を狙った。
加えて各種誘客プロモーションを行った他、「じゃらんレンタカー」参画事業者に協力をあおぎ
レンタカーのキャンペーンプランを造成。
プロモーションを機にドライブルートを閲覧してもらうだけではなく、
閲覧した人が現地周遊という行動を起こしやすいように努めた。
結果として参画各店舗が販売したレンタカー特別プランは、約2カ月半で約900件の予約を受注するに至っている。
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