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大分県 津久見市 商工観光・定住推進課
地域に根差した産業を観光資源として活用した、
競合優位性が高い観光プロモーションをスタート
JRC保有情報から導いたポジショニング戦略で
観光誘客に加え、市民意識の醸成も目指す
大分県津久見市は観光による地域ブランディングを始動。
まず行ったのは本事業の核となるブランドコンセプトを固めること。
メインターゲットの子育て世代に向けた観光という観点における
周辺地域との競合優位性を探るべく、『じゃらんnet』の観光情報コンテンツ「じゃらん観光ガイド」を活用した。
すると津久見の周辺観光地である別府・大分エリアには、エデュケーション性が高い
体験型のコンテンツが不足していた。
一方で津久見には独自性の高いセメント産業が根付いている。
これまで観光資源とはとらえられていなかったこの地場産業を活用した、
子連れ家族が楽しく学べる「教育観光の街」というポジショニングを狙うため、
「津久見まるごと科学館へGo!」というブランドコンセプトに決定した。
ブランドコンセプトを具現化する観光商品開発に際しては地域事業者に協力を仰いだ他、
科学の視点を持つサイエンスクリエイターに監修を依頼。
観光・旅行分野のアドバイスはじゃらんリサーチセンターが担当し、
地域事業者の強みと地域の観光資源を活かしつつ観光商品へと昇華していった。
また、地域の小中学生とその保護者を対象にした科学イベントを開催した。
そうして津久見の次代を担う子どもたちに地域産業・地域観光への理解と、
地域への誇りを育むことも、本事業の目指すところである。
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