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2040 観光から予測する未来
- 調査・データ分析
- 地域・組織づくり
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外国人観光客が日本人観光客数を上回り、高齢化率が35%を超える世界で、
日本の地域はどのような姿を目指すべきでしょうか。
人口減少による需要縮小や人手不足など、国内観光には課題が山積しています。
一方で、訪日外国人の急増や若い世代による新たな旅の価値観が登場するなど、
前向きな変化の兆しも見られます。
こうした大きな転換期に持続可能な地域づくりを進めるには、
将来の社会や観光の姿を的確に予測することが重要です。
2040年の観光を展望するため、さまざまな分野の専門家へのインタビューや
各種データをもとに国内観光の未来像を描きました。
さらに、地域のあるべき方向性を考える指針として、独自の観光指標を用いた分析も実施し、
観光を軸にしながらも観光の枠にとらわれない地域像を提示しています。
本分析が、2040年を見据えた地域戦略の構想や施策立案に役立つことを願っています。