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買い物・アウトレットや、祭り・イベント旅行と同等のニーズ「帰る旅 需要ポテンシャル調査」

新型コロナウイルス感染症拡大前から、国内観光宿泊旅行の旅行実施率は年々低下傾向。
マーケットを維持・拡大するためには、既存旅行需要拡大の戦略に加え、新たな旅行需要を育てる必要があります。
また昨今のコロナ禍でテレワークを推奨・容認する企業も増えた結果、ユーザーのライフスタイル、働き方の多様性の変化も加速しました。

1stプレイスの自宅で仕事も行い2ndプレイスの職場への出勤機会が減少。
会食や飲み会の機会も減ったことで、日常生活の中での他者との交流や関係性が限定的になりました。
結果、自分自身を受容する「居場所」や「心の拠り所」を自分自身でつくることの重要性に気付いた人が増えたと考えます。
そこで「旅先の居場所」をつくり、何度も通う旅「帰る旅」を行うことが、新たな旅行需要の創出につながるのではと考えました。
また旅先の旅館・ホテルは、昔から域外からの多様な人々を受け入れてきた背景もあり、
カスタマーと地域のカルチャーや地縁のマッチングプラットフォームとして大きなポテンシャルがあると考えています。
「帰る場所」を見つける旅が、自己受容感を高める居場所をつくることとなる可能性に注目しています。

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