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一般社団法人 下呂温泉観光協会
地域の宝を掘り起こす!人気温泉地×農村地域がタッグを組み、地域色豊かな観光コンテンツが誕生
地域農産物のみならず地歌舞伎文化をも伝えるストーリー性あるグルメを下呂の新たな強みに
岐阜県下呂市内の竹原・上原・中原地区は、ブランド米をはじめとする農産物に恵まれ、
江戸中期から地歌舞伎が継承されている個性豊かな農村部。
住民は郷土に誇りを抱き、活気ある暮らしを送っている。
しかし下呂温泉街から車で20分ほどという立地ながら観光とは無縁。
人気温泉地と同市内、しかも隣接地にある素晴らしい資源を、
観光にも活かすべく新たな取り組みが始まった。
観光業に積極的に取り組んではいなかった竹原・上原・中原地区の協力を仰ぐため、
まず行ったのは「がやがや会議」。
この会議を通じて地域自慢の資源を棚卸し、
それが観光資源としても魅力あるものだとの認識を育んでいった。
続いては地域の人々が挙げた自慢の資源(食材)を基にグルメ開発へ。
開発を手掛けたのは、グルメ商品を提供する下呂温泉の飲食施設だ。
地元食材を取り入れ、地域のもう一つの自慢・地歌舞伎をモチーフにするとの共通設定の下、
6種類の「G-歌舞伎グルメ」が完成した。
この他、地歌舞伎を活かした体験プランの造成やモニターツアーも実施。
一連の取り組みにより下呂温泉の着地コンテンツが強化されたばかりでなく、
これまで関わりのなかった下呂温泉と近隣農村部のつながりが生まれたこと、
地域の人々が守り育んできた宝資源を観光の場にお披露目できた点も本事業の収穫である。
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