地域経済の活性化と住民・観光客の利便性向上のためキャッシュレス決済環境を東京都の島しょ部で一括整備

地域単位で環境整備を推し進めることにより各地の状況に応じた導入体制が構築可能に

コロナ禍における衛生意識の高まりやコロナ後のインバウンド需要への期待等を背景に、
キャッシュレス決済へのニーズが高まっているが、東京都の島しょ部では
キャッシュレス環境が十分に整っていない町村も存在している。
東京都は、令和3年度にキャッシュレス決済によるポイント還元などを行う区市町村を支援する
「東京都生活応援事業～コロナに負けない！～」を実施しており、
これを一つの契機に、JRCは東京都の島しょ部のキャッシュレス環境整備を支援した。

お店の決済サービスは、交通系電子マネーやクレジットカードなどの
多彩な決済ブランドに対応できる「Air ペイ」を採用。対象地域は、利島村、新島村、
さらに次年度に主に動き出す神津島村。
機器を導入する事業者を募る際の広報活動は各地の自治体・商工会の方々の協力を得て実施。
機器の設置やレクチャーに関しては、利島村ではJRC担当者が担った一方で、
新島村では地元事業者となじみが深い商工会が橋渡し役になるなど、
各地の要望や状況に応じてカスタマイズした体制を構築し、スムーズに導入を進めていった。
結果的に利島村・新島村へ計43台の「Air ペイ」が導入された他、
次年度は神津島村で30台ほど導入が検討されている。
東京都の島しょ部のキャッシュレス環境整備が着々と進んでいる。