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東京都墨田区

スカイツリー開業で墨田区の観光客動向はどう変わる?

東京スカイツリー開業による行動変化を
位置情報とモニタリングで実態調査

東京スカイツリーの開業によって、墨田区の観光客の動向が変化することは間違いない。この変化を携帯電話・スマートフォンのGPS機能を活用した定量調査と、現地モニタリングによる定性調査で把握することを目的とした調査事例である。

平成24年5月に本開業予定の東京スカイツリー

GPS・位置情報×モニタリングで事実と要因、ニーズを分析

東京スカイツリー開業に向けて店舗が新規開業するなど、すでに環境や観光客の行動は変化。その実態を明らかにするため2つの調査を実施した。1つはゼンリンデータコム社の「混雑統計データ」による観光実態調査。これは許諾を得て取得した位置情報の分布を、システムにより個人特定せず統計処理。滞在時間など旅行実態を統計的に可視化するのが目的だ。もう1つは、観光拠点に調査員を配置し、観光客に対して旅程の詳細(同行者、費用等)、訪問スポットの選択理由、期待値・満足度などを直接深くヒアリング。結果、前記調査でわかった観光客の行動実態に対する要因や隠れたニーズを解明する。
※モニター調査員は緊急雇用対策でアール・ピー・アイが雇用した人材が担当。

観光客動向をつかみ本開業後の観光振興施策に生かす

この2調査の分析結果は、今後の観光振興計画にも応用できる。例えば、今回の調査で観光客に人気の観光地点やまだ認知度の低い観光地点を把握することで、新たなまち歩きルートを造成したり、観光客のニーズに合致した情報発信を行うことができる。また定期的に実施することで観光施策への波及効果も分析可能になる。

旅行・おでかけ目的での来訪者に限って、その場でヒアリングする現地調査を実施

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