Concept
ただいまと言うたび、
子供の頃、おじいちゃん家で夏休みを過ごした。
高校生の頃、お腹をすかして帰る自分に
おにぎりを握ってくれた。
大学の頃の、心通わした旧友と再会した。
仕事のある東京と、長く離れてしまった郷里。
帰りたい記憶はあるのに、
帰りたい場所はわからない。
ならば、帰るように旅をしよう。
心地のいい場所が見つかるまで。
素に還ることができるまで。
ただいま、と言えるまで。
帰る旅。
それは帰省よりも非日常で、観光よりも日常な
小さな旅の積み重ね。
About
「帰る旅」とは?
What is Kaeru-tabi ?
旅は「行く」から
「帰る」ものに。
何度も、ある地域へ、ある場所へ通う旅のことを、私たちは「帰る旅」と呼んでいます。
旅行サイトで宿を調べて、念入りに計画をして土地をめぐる。元来、旅行はそういった「至福」を味わうものだったかもしれません。しかし、日常様式やワークスタイルの変化から、住むところ以外の「居場所」を探すような旅の仕方が徐々に増えてきています。
非日常な大きい旅ではないけれど、日常の延長線上で「帰る」ように小さな旅をする。そこでは受け身ではない、仲間としての役割がある。一方通行の関係性ではなく、相思相愛の関係性を築くこと。「帰る場所」はそうやって生まれるのかも?
「帰る旅」は、場所との関係以上に人との関係に焦点を当てた、ちょっと変わった旅行のかたちです。
Place
第1弾は
「雪国に」帰る旅
“Okaeri-bito” from Snow Town
最初に生まれたプロジェクト拠点は新潟県・群馬県・長野県にまたがる雪国エリア。
例えば、新潟県南魚沼市・湯沢町周辺は世界に誇る南魚沼産コシヒカリの産地であり、越後湯沢などスノーレジャーエリアとしても有名ですが、冬は豪雪地帯でもあります。いにしえから雪と共生する知恵も多く残り雪国独自の生活文化、仕事もたくさん。
南魚沼には、泊まりながら宿しごとを担うプロボノワーカーのためのワークインレジデンス「さかとケ」という選択肢も。
域外から来た人と、土地に住む人、その関係性を育み「帰る旅」を一緒につくる仲間を募集しています。
さかとケなど帰る旅宿泊滞在拠点
&スタディツアー情報へ
特設サイトに飛びます
このプロジェクトは一般社団法人 雪国観光圏(※1)と
じゃらんリサーチセンター(株式会社リクルート)が協働で推進しています
※1:一般社団法人 雪国観光圏は2008年に結成。新潟県・群馬県・長野県の3県にまたがる7市町村(魚沼市、南魚沼市、湯沢町、十日町市、津南町、みなかみ町、栄村)が広域観光圏に取り組んでいます
Voice
「ただいま」を 楽しむ人たち
People enjoying “Tadaima”
役割が生まれ
人との出会いが帰る場所に
おぎーさん
男性/50代/IT企業
都内でSEをしながら、月1回程度、新潟県南魚沼市へ。スキーでよく訪れていた大好きな街、南魚沼で力になれることを模索していた時、プロボノ募集を見つけた。役割、人との巡り合いが生まれ気がつけば「帰る場所」になっていた。
ここに来ると、
地元のように心が落ち着き
新たなアイデアが湧く
スグロさん
女性/30代/旅行エージェント
ある時ビジネス目的で、六日町の宿泊施設に訪問。街の方々も、宿のスタッフも温かくなぜか地元に帰省するようなホッとする感覚に。ここに来ると不思議と心が落ち着き、伸び伸びと過ごせる。そして新たなアイディアが湧いてくる。
People
雪国「おかえりびと」
の皆さん
“Okaeri-bito” from Snow Town
観光をなりわいにする人、地場産業に関わる人、
地域を支える仕事をする人、
きっと出会える個性あふれる「おかえりびと」の皆さんです
Business
「帰る旅」がつくる 循環モデル
Circulation model created by “Kaeru-tabi”
多様な関係性の
重なりと深まりから生まれる
新しい旅の可能性
最初の一歩は地域の課題を知り「共感」すること。知れば知るほど実際に触れたいと「場に集う(参加)」。そこでちょっと良い行いを協働すれば「協力者化」し、役割が生まれれば「仲間化」へ。結果「帰る場所化」する。
ぐるぐると共感と協働により関係性を育む「帰る旅」モデルは、旅行者にとっては自分自身を受容する居場所や心の拠り所を見つける旅になり、迎える地域は支援者・コアファン・仲間になりうる多様な繋がりを生み出すスキームとなると考えています。
Lab
はじめまして、
「帰る旅研究会」です
Nice to meet you, my name is “Kaeru-tabi lab”
「帰る旅研究会」は、旅行マーケットや観光による地域経営に携わるメンバーが集まりスタートした有志の研究会です。
最新情報はnoteから
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