さとみんがゆく!!こだわり産品ブログ

2013/02/18

八重山産★島胡椒ピパーツ

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世界最古の胡椒「ピパーツ」をご存じですか?

世界最古の胡椒ともいわれている「ピッパリー(ロングペッパー)」を粉にした香辛料で、八重山では「島胡椒」とも呼ばれています。「ピパーツ」の学名はPiper retrofractum、胡椒(ペッパー)の語源とも言われています。八重山地方の島々では民家の石垣などに生育しており、個性的な刺激とシナモンのような甘い香りが独特な香辛料です。

中国や台湾では漢方薬として、健胃・新陳代謝促進などの効果があるといわれ、活用されています。原産地はジャワやスマトラなど東南アジア地域で、沖縄県の八重山地域では多くの家庭で石垣などに栽培されています。八重山では、八重山ソバに粉末を振りかけたり、ジューシー(炊き込みご飯)に葉を刻んで入れるなど、とっても身近な植物なのです。

八重山では各家庭でピパーツを育ててきた歴史があります。竹富島では石垣に自生するピパーツが色々な場所で見られますが、他の島ではそのような家も少なくなりました。自家用の植物であったために、農業生産物としてはこれまで手つかずで、最近ようやく栽培を手がける方がみられるようになったとのことです。

「ISHIGAKI Natural Seasonings」ブランド創出プロジェクト協議会(略称「INS協議会」)は、石垣の「海」(ミネラル・水産物)と「島」(農産物)の自然力を最大限活かした新しい商品開発に取り組む組織ですが、先日、INS協議会が主催する「ピパーツを知る」勉強会に参加してきました。

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株式会社アール・ピー・アイ 専務取締役 INS協議会東京事務局
奥野俊志さんからの講義

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シニア野菜ソムリエ 石垣島ピパーツ大使
西村有加さんからの講義

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実際にピパーツを試食してピパーツの魅力について勉強しました。シナモンや八角、オールスパイスのような複雑な香り。八重山そばに振りかけたり、ジューシーに入れたもの、チャイなどをいただきました。香りは少しくせがありますが、料理に入れるとその香りが味を際立たせて、おいしくしてしまう魅力があります。特にチャイは斬新な味で、とってもミルクと合うことに感動しました。健胃・新陳代謝促進、発汗の効果で、胃の中から温まるのを実感しました。

実以外に葉も食べられることにも驚きでです。スープの具にしたり、混ぜご飯に刻んで入れたり。かぼちゃやジャガイモのスープに入れたり、豚肉、鶏肉などにまぶして焼いたり、シフォンケーキやアップルパイに入れたり、応用が利きそうです。胡椒ほどツンとした辛さがなくマイルドなので、意外にどんな料理にもマッチする万能調味料の発見に感動しました。

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八重山地域では身近な食材。現在は生産量は少なく域外にはまだまだ知られていない食材。現在は3名の生産者が新しい農作物としてその栽培に取り組んでおり、採苗、育成まで試行錯誤の末にようやく安定した栽培ができるようになってきたとのこと。市販されている石垣島ピパーツの原料は現在ではほぼインドネシア産とのこと。海外産ではない、八重山産のピパーツがいつも手に入る日を期待しています。

ピパーツは料理の分野を問わずに使用できる万能な調味料。新たな地域産品の登場にご注目ください。

INS協議会
http://www.ishigaki-longpepper.com/index.html