研究員コラム未来を創ろう。

2014/05/23

研究員: 青木 理恵

Jリーグが「若者の旅離れ」を救う!?

「ホームタウン」と呼ばれる本拠地を持ち、地域と深いかかわりのあるJリーグ。

じゃらんリサーチセンターが行った『Jリーグ観戦実態調査』によると、Jリーグ観戦経験者のうち37%はアウェイ観戦(※)経験があり、敵地に乗り込んでご贔屓のチームを応援する高揚感だけではなく、その土地の観光やグルメが楽しみ、という声も多い。

(※アウェイ観戦=応援するクラブの地元ではなく、対戦相手のスタジアムに遠征して観戦すること。すべてが宿泊を伴っているわけではない)

『Jリーグ観戦実態調査』はこちらから
http://jrc.jalan.net/j/2014/01/post-2423.html

 

同調査によると、「直近1年間でアウェイ観戦した」割合が最も高かったのは、18~29歳の若年層。かつ、「Jリーグにハマればハマるほど、アウェイ観戦回数も増える」傾向が見て取れた。 若い方がいろいろなものに熱中しやすいし、学生時代~所帯を持つまでの自由になる時間が多いからこその結果だと推測できる。

ということは。
Jリーグ観戦者が増えることで、「若者の旅離れ」を食い止めることができるんじゃないか?
と、私は本気で思っている。

かくいう私自身も、2002年にJリーグ観戦を始めてから、年に1回以上は宿泊を伴うJリーグ観戦旅行に行っていて、試合観戦と同じくらい、前後の観光やご当地グルメ探訪を楽しみにしている。 幾つかスタジアムを回ってみると、各々に全く違う魅力があることに気が付き、最近では「全国のスタジアムを制覇してみたい」と思う始末(笑)

A_3▲スタジアムによって屋根のラインも全然違う。マニアックだけど、これもまた絶景

 

TV観戦オンリーだった頃は正直「どこに行っても同じだよね」と思っていたし、試合観戦は試合観戦しかしないものである…というイメージしかもっていなかったけれど、実際、スタジアムを訪れてみると、そこは思った以上に「お祭り会場」で、「非日常」である。

ご当地グルメの屋台が並び、クラブマスコットや地域のキャラがいて、試合によっては様々なイベント(スタジアムの中でフォーミュラカーを走らせちゃったり、スタジアム合コンがあったり…)をやっていたり。 サッカー初心者でも十分に楽しい空間が広がっている、と思う。

B_3▲さながらグルメイベント!?ご当地の味も集結している

C_2▲等々力競技場で以前開催された「フロンターレ牧場」。動物とのふれあいや乳搾りなどのイベントも!

 

ただ、残念なのは、こういった情報はサッカー好きがサッカーメディア(クラブのHPなど)に取りに行かないと発見しづらい点だ。 各クラブは新規ファンを呼ぶために、さまざまな工夫と努力をしているけれども、「興味はあるけどスタジアムデビューはまだ」という潜在需要層は、積極的に情報を探しにはいかないので(当然ですが)、目に触れる機会が少ない。

こういう情報が事前に分かれば、「誘われれば行きたいけど、自ら行くきっかけがない」人たちの背中を押す一助になるはず! …そんな一心で、いま担当しているプロジェクト「Jマジ!20(ジェイマジトゥエンティ)」では、“観るだけじゃない”サッカー観戦の魅力を発信している。

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▼Jマジ!20 ~J.League Magic~(公式サイト)

http://www.jalan.net/jalan/doc/etc/jmaji20/

▼Jマジ!20 (SNS)

https://www.facebook.com/jmaji20

https://twitter.com/jmaji20

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さぁ、もうすぐW杯開幕。

日本のサッカー熱が盛り上がる今年こそ、身近なJリーグを観に、旅しませんか。

青木 理恵

若年層をJリーグに呼び込み、旅行市場拡大も目指す「Jマジ!20~J.LEAGUE MAGIC~」プロジェクトと、「ゴルフ市場活性化プロジェクト」を担当。2006年4月入社。旅行情報誌「じゃらん」編集部に配属後、「リラックスじゃらん」「じゃらんMOOKシリーズ」「関東東北じゃらん」等の編集デスクを経て、2013年5月より現職。