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下呂市 観光課

学生を活用した地域活性プログラム

ニーズ把握・商品造成・販売の課題を一気に解消。
若者自身の力を活用した誘客・消費促進策!

新商品の造成・販売を行う過程で
副産物としての成果も獲得

 現在の国内旅行市場は中高年層がメイン顧客だが、若者に対する認知度向上や誘客ができなければ、先細りの未来が待っている。モニターツアーで若者ニーズを探る手もあるが、そもそものモニター商品造成からニーズ調査、販売に至るノウハウ不足という課題もある。そこで下呂市と下呂温泉観光協会が一体となって取り組んだのは、ターゲットと同世代の若者自身に観光商品を造成してもらい、需要創造を図る地域活性プログラムだ。
同プログラムには、学生の就職を応援するリクルートキャリアが手配した大学生が参加。5泊6日で、地域の人への取材やフィールドワークで現地の魅力を探り、着地型観光商品づくりを行った。考案プランはじゃらん下呂担当者やじゃらんnet「遊び・体験予約」担当者が旅行商品造成のプロの目でフィードバックし、若者考案でありつつ商品としての質も担保。最終日には下呂市長や地域の人々、マスコミを招いて旅行プラン発表会を行った。
6日間という短期間で誕生した商品はプロモーションを経て、じゃらんnetで販売した掲載全施設がすでに受注。本施策の副産物として若者に協力した地域の人々の参画意欲向上という成果もあった。またフィールドワークの場を提供したことで、参加した若者の対人能力・対課題能力を磨く機会に下呂市が寄与する結果にもなった。

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