022

長野県 栄村振興公社

2300人の村で観光をフックに地域おこし!

3カ年計画で観光を通じた地域おこしを!初年度は村民参加型事業の土台固め

平成23年の大地震により、観光客の大幅減、農地被害による一次産業の低迷、伝統工芸の事業停止など深刻な状況にある栄村。新たな観光産業をフックに村再生を目指す3カ年計画の初年度半期は、観光商品づくりや受け入れ態勢整備を行った。

お米で地場の野菜、あんこを包む「あんぽづくり体験」(写真)など村の魅力を紹介する「じゃらんご当地パンフレット」を作成

課題:人口減少・高齢化が進み、来訪者数も減少傾向にある
 人口約2300人の栄村は登山客を中心に多くの来訪者があったが、平成23年3月の大地震で減少傾向が加速。震災で地元産業も低迷。
目的:滞在・体験型観光をつくり、来訪者増加と雇用創出を
 観光客を呼び込むため、地域固有の資源を活かした観光商品を造成。その運営や観光客受け入れを地域の人が担うことで雇用創出も図る。
打ち手:初年度は地域の魅力発掘、商品開発ワークショップを実施
 潜在する観光資源を使って体験プログラム・宿泊プランを作るワークショップ「旅づくり塾」と消費者意向調査「GAP調査」を実施。
成果:ご当地パンフで情報発信。村民の当事者意識も向上
 ワークショップ参加者に観光の担い手である意識が醸成され、また本事業により新規雇用者を創出。開発商品を発信するパンフも制作した。

宿や物産館の従業員、地元住民が参加したワークショップ。皆の思いを絵に表すグラフィックファシリテーションを交え、目指す地域ビジョンを確認し合った

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