JR小海線全線開通80周年にあたって
地域の高校生を取り込んだ地域活性化モデル

長野県 佐久広域連合

ローカル線の短歌コンテストで
地元愛の創出、さらに地域の魅力発信へ

短歌による創作活動が
地域を見つめ直すきっかけに

 鉄道の周年事業としてまず思い浮かぶのは観光イベントだろう。しかし佐久広域連合では、小海線80周年記念事業を観光客へ向けた一過性の催しではなく、地域住民に小海線の魅力を再認識してもらう機会にすることを目的に設定。ローカル線の主要顧客は地域住民であり、彼らの生活に根差し、地域に愛されるという土台を固めることが、観光客への魅力発信にもなるとの思いからだ。
 最も小海線を利用しているのは地元の高校生たち。彼らが参加しやすく、小海線や地域について考えるきっかけになる策として選んだのは、小海線をテーマにした短歌コンテスト。31駅をもつ小海線への思いを、31音の短歌に込めてもらうという趣向だ。コンテストの企画設計や広報は総合文芸誌『ダ・ヴィンチ』編集部の協力を得て、そのつながりで地元出身作家・新海誠氏の審査員としての参加も実現。一次審査員は地元高校の校長にもお願いし、国語の教科で扱ってくれた学校もあったことから、高校生からは1000首近くの作品が寄せられた。
 また、コンテスト入賞・入選作品の表彰式を開催しただけで終えず、短歌にちなんで地域の魅力を紹介する「ご当地じゃらん」およびじゃらん本誌掲載記事を制作。80周年記念事業を契機に、地域住民を巻き込んだ地域の魅力再発見、そして誘客プロモーションへとつなげた。

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